【廉価版】Corel Painter Essentials 6を使ってみた感想

2021年11月5日

こんばんは、しののめです! 先日Particleshopのおすすめ記事を書きました。

記事の中で紹介している通りParticleshopは Corelさんが開発しているPainterのエンジンを搭載したプラグインです。そのPainterの廉価版である「Painter Essentials 6」がSOURCENEXTさんで税抜き2,980円だったので衝動買い!( 販売ページ

機能の紹介や感想を書きたいと思います。

Painter Essentials 6の概要

ご存知のかたも多いでしょうが、Painterはアナログ風の絵が描けるイラストソフトです。専門学校でも使っているところがありますね。私が説明会にいった中にもありました。Painter Essentialsはその廉価版で、PhotoshopでいうElements的な立ち位置のソフトです。機能やブラシ数を削って、お手頃なお値段でPainterを体験できる!というソフトですね。

使ってみた

いつの間にか看板キャラみたいになってるなび子

インターフェースはこんな感じ。レイヤー、カラーサークルなど、最低限のものだけが並んだシンプルな構成ですね。ただ正直に言います。SAIとかクリスタとか、最近のイラストソフトに慣れているとものすっごい使いにくく感じます!

最近出番のない看板キャラ2 ひろ子(仮)

ちなみに、SAI2はこんな感じ。違いはやっぱり操作パネルですね。SAI2はレイヤー以外すべてのツールが右側の操作パネルでまとまっています。対する Painter Essentialsはブラシの種類、大きさを変更するときは上のツールバーから操作です。

他の部分も操作性はあまりよろしくない印象。だけどPhotoshopで絵を描いている方ならあまり気にならないかもしれません。操作性では近いものを感じました。

描き味は?

これもまた、他のイラストソフトとは大きく違う印象です。と言っても悪い意味ではなく、実際の画材で描いているようなリアルな描き味です。液晶タブレットとの相性が良さそうです。

絵描きではないので下手くそなのはご了承ください

上の絵は「ドライブリスル」「細目キャメル」「リアル油彩フィルバート」辺りのブラシで適当に描いたもの。厚塗りもPainter Essentialsも初挑戦です。にもかかわらずそれっぽく見えるのはブラシのおかげですね~。 厚塗りできる方ならすばらしい作品が描けるのではないでしょうか。

ただ個人的にすごい!と思ったのは効果系ブラシです。上の絵の背景は、これまた適当に霧ジッターでぐしゃぐしゃして、「歪み」でくるくるさせただけの簡単なものです。この歪みがすごい。文章ではうまく説明できないんですけど、他のソフトじゃ見られないようなすさまじいブレンディング。さすがParticleshopの元ソフト…効果系の背景を描くのに重宝しそうです!

自動ペインティングがすごい!

語彙力が無すぎてさっきからすごいしか言ってませんが、最もすごいと思ったのは自動ペインティング機能! その名の通りイラスト風に自動でレタッチしてくれる機能です。

StockSnapによるPixabayからの画像

上の画像は一例。水彩風や色鉛筆風など、12種類のプリセットが用意されています。

使い方も簡単です。加工したい画像を開いて「フォトペイント」パネルの「開いているイメージを使用」ボタンをクリック後、下のプルダウンメニューから加工方法を選び、始点を押すだけ!

処理には少し時間がかかります。処理中にブラウザ等別の画面を開くと途中で止まってしまうので、終わるまで待ちましょう。

GLadyによるPixabayからの画像

ノベルゲームなどの背景を加工するのによさそうです!

まとめ

Painter Essentials 6の感想でした。 手軽に使うイラストソフトとして考えるとおすすめはしません。だけど本格的に厚塗りをしたい方や普段アナログで描いている方には価格以上の価値があると思います!

SOURCENEXTさんのセールはParticleshopと同じく3月31日まで。標準価格7,800円のところ 61%OFFの2,980円と大変お得です ( 販売ページ )。加工目的の方でも、この値段なら全然ありだと思いますよ。少なくとも私は買ってよかったと思っています。機能制限版といってもまだまだ使っていない機能があるので、またおもしろい使い方を見つけたらご紹介します!

余談ですが、SOURCENEXTさんは定期的にセールをしていて、面白いソフトや便利なソフトが衝撃的な値段で売っています。定期的にチェックするといいかもしれません!

おまけ。Particleshopでファーを生やしました。これがやりたかっただけ…(笑)